「ソフティモ」ってほぼほぼ伊野尾くんじゃん。

伊野尾慧が好きだ。

伊野尾慧が好きだ。


自分でも思いがけないことになったと思っている。デビューしたとき「なんかへんな名前」と思ったのを朧げに記憶している、そんなHey!Say!JUMPが、いまや私の生活の中心を占めつつあるのだ。人生とはわからない。


昨年末くらいから兆候はあった。伊野尾慧という名前を最初に目にしたのをよく覚えていないのだが、きっとTLにふとした拍子で流れてきたのだと思う。そのルックスの良さと、どうやら一筋縄ではいかなそうな匂いを感じとって(私は一筋縄ではいかなさそうな人が大好きだ)、私の中に「伊野尾くん」は気になる存在としてインプットされた。


そんな中、2014年1月、突如として降ってきた伊野尾慧金髪の報。


あの黒髪のかわいこちゃんが金髪に…?という驚きもさることながら、私の脳裏に浮かんだのは以下のような想いだった。


金髪伊野尾は、伊野尾史上における貴重なドキュメントになることが約束されているので、今後金髪の伊野尾くんが載った雑誌や写真等は積極的に購入保存していこうと決意した。それで10年後とかに引っ張りだしてうふふって言うんだ。


これは当時の私のツイートである。伊野尾くんをずっと追いかけてきたわけでもないにも関わらずこの使命感。謎である。この時点で伊野尾担であるという意識はなかったのだが、今読み返すと完全に堕ちている。


そんなふうに、私の2014年は伊野尾慧の金髪とともにはじまった。


ちなみに私がこのツイートをした僅か1週間後には伊野尾くんが黒髪に戻したという報せが流れて私を愕然とさせた。金髪狂想曲を経て、結局のところ残ったものは伊野尾くんへの気持ちだけであり、私はもう参った降参だと白旗を上げ伊野尾担に加わった。



伊野尾慧について語るのは難しい。


伊野尾くんについてなにか言葉にしようとするとき、いつも言葉を発した瞬間、その言葉が伊野尾くんの魅力の全てを表現できてないことに気づいて歯痒い思いをする。


伊野尾くんの何が一番好きかと聞かれれば迷いなく「顔」と答えるくらい伊野尾くんの顔面は素晴らしいのだけど、それをぴたりと言い当てることばを私は知らず、いつも仕方なく「可愛い」という言葉によって表現してる、という感じだ。


伊野尾くんは奇跡的なバランスでできている。


白くてもちもちして白玉みたいで、産まれたての赤ちゃんみたいなんだけど、同時に色っぽくて艶やかで甘美で、官能的と言ってもいいほどで、それはもうこの世のものじゃないどう考えても天使と思う一方で、本当にリアルな普通の男子大学生の雰囲気も持っていて、もうシンプルにかっこいいわけで、そして本当に不思議なんだけど、伊野尾くんにおいては多彩な表情をころころと見せるというよりもこれら全てが同時に共存しているように思える。ほんとうに奇跡のバランスで。


そしてそんなもちもちしたお顔をしているのに身体は細くて薄っぺらくて華奢で、身体は華奢で女性的なのに、腕は案外男らしくてびっくりするし、でも手は綺麗で美しいのでまた二重にびっくりする。


伊野尾くんの内面、人格についてはさらに私は語る言葉を知らない。まだ知らないことばかりだし、はっきり言って顔面の圧倒的美しさを前に内面についてあれこれ考えるところまで至らない。私にとって伊野尾慧は考察の対象というよりただただ享受する存在という感じだ。


ただ、伊野尾くんは適当だとよく言われて、私もそう思う。私は伊野尾くんの適当さをすごくいいと思っている。適当なことしか言わないというのは、一つの意思であり一つの優しさである、と常々思っていて。シリアスな話というのは場の空気を時に壊すわけで、もちろんそれを経て分かり合えることも多いけど、適当なことしか言わない人はその場の空気を壊すことを嫌がる、というか空気をあえて壊さなくてもいいんじゃないか、と思っているんだと思う。分かり合うということをもっと深い次元で捉えているんじゃないかという気すらする。



さて、そんな伊野尾くんが今日24歳になったんだって。こんなど新規の私がいうのもおこがましいけれどここのところの伊野尾くんに吹いている追風は目を見張るものがある。


24歳で吹くこの追風は強い、ということは、伊野尾くんより少し長く生きている身として確信している。24歳という年齢は、風に足を取られることもなく帆を張って風を自分のものにできるだけの下地を伊野尾くんに作ってきたことだろう。


伊野尾くんが今自分に吹いている追風をどう思っているのかな、と時々想像する。想像してみたところで答えは出るはずないけれど。


伊野尾くんには、24歳になっても簡単に本心など語らずに、へらへら〜って笑いながら、なんてことないような素振りで、追風を華奢な身体で受けて進んで行ってほしい。


私は、初めて一人で出演したドラマのクランクアップで流したという涙に勝手に想像を膨らませて胸をいっぱいにし、今日も伊野尾慧を成立させている奇跡のバランスを前にして、ただただ言葉をなくし、言葉を紡げないことに絶望し涙する。気持ち悪いね!!


伊野尾慧くんお誕生日おめでとう。