「ソフティモ」ってほぼほぼ伊野尾くんじゃん。

ありぺーぱー書き出しにみる有岡力について。

今日は有岡くんの話。


書き出しって重要だ。

最初の一文のでその文章が面白いかどうかの印象って決まるし、その印象はだいたいにして合っていたりする。そもそも書き出しがつまらないと読み進めてもらえないということだってある。世の中には「小説の一行目」という本が出版されたり、私が大好きなデイリーポータルZでは「書き出し小説大賞」なるコンテストがある。インターネットを探せば「読者を惹きつける文章の始め方」みたいなハウツー記事がわんさかでてくる。

さて、ジャニーズWebで連載されているJUMPaperにおける有岡大貴の文章、通称ありぺ。その書き出しが毎回毎回素晴らしいのだ。

なにはともあれ、冒頭だけ羅列したから読んでくれ。もう毎回読んでるよ知ってるよという人も改めてまとめて読んで見て欲しい。


2014.8.3
へい!おまち!!
真夏の大貴だよ! 

 2014.6.1

よっ!

この前、財布の中身を整理していたら有和歌様って書いてある領収書を見つけました。
有和歌です。
じゃなくて
有岡です!!!笑

2014.3.30
うっす!
俺、有岡大貴!

2014.1.26
せいやっ!!はっ!
どうも皆さん2014年Ver.の有岡だよ!

2013.11.24
ちわす!
昔から不思議と、たくわんが好きです。
有岡でごわす!

2013.9.22
ちゃーん!
この間、最新の体重計で測ったら身体年齢が17歳と出ました22歳有岡です…笑

2013.7.21
いやー...長かった。
本当に長い戦いだった。

2013.5.19
でん!
高木雄也ですか?
いいえ。有岡大貴です笑

 

どうですか?すごいでしょ? 改めて書き出しに着目してまとめて読むとより一層凄いでしょ?ちょっと才能がありすぎるだろう。

記事を書くにあたり、他のメンバーの冒頭部分も見てみたのだけれど、やはり一番一般的なのは「どうも、○○です」という書き出しで、毎回少しずつ変えたり、逆に毎回同じで定型化させていたりするタイプがあった。ちなみに圭人くんは英語ではじまりがちだった。

有岡くんの書き出しも、基本的にはこの「どうも、○○です」の型にのっとっているものの、まずなによりも第一声のキャッチーさが突き抜けている。「でん!」「ちゃーん!」「せいやっ!!は!」あたりになるともうどうしたらそんな日本語が思いつくのか、才能に嫉妬して頭を抱える。

私が特に好きなのは「よっ!」です。「よっ!」こんな短いたった四文字の言葉に、人をぐっと惹きつけ、かつ有岡くんらしさを存分に詰め込めるなんて、この男、天才である。

「どうも、○○です」の基本形に近況を加えて行くということはわりとやられている手法だが、その追加される近況の質についてもやはり光るものがある。そして「たくわんが好き」に対して「有岡でごわす」と続けられるセンス。自分の名前を基本的に「有岡」と名乗る有岡くんが好きだし、「真夏の」には「大貴」と続ける有岡くんの言葉選び、しつこいようだがほんとに天才。「真夏の大貴」とかキャッチーなフレーズすぎる。

「どうも、○○です」が定型であることを逆手に取ったまさかの「高木雄也ですか?」という疑問文にはぐうの音もでない。うーん。否定から有岡ですに持って行くとは。しかもケフィアかよ。

ちなみに伊野尾くんの書き出しは以下。

2014.8.18
昨日は福岡でコンサートでした!

2014.6.16
こんにちは!
いいお天気!プール入りたい(ぐー)

2014.4.15 (あいうえお作分)
あったかいですね!
いい天気で4月だし
うきうきした気持ちです。

2014..2.10
雪がすごいですね
みんな大雪大丈夫でしたか??

2013.12.10
今日は取材です!
ブルドッグと撮影しました!犬の野性的な臭いがしました!

2013.10.6
寒い!急に寒くない?
風邪引くわ笑!!

2013.8.6
暑いね!暑いよね!
夏休みどっか行った?

2013.6.4
おはよう!!
最近天気がよくて気分がいいよね(にこ)
お散歩したくなる(にこ)


絵文字がでないので私の勝手な括弧書きなのはご了承願いたい。伊野尾くんの書き出しは「どうも、○○です」型に当てはまらず、唐突に話が始まる。ちなみに裕翔りんも結構そのタイプ。ただ話題は天候のことという誰にとっても非常にマイルドなかたちから始めることが多く、それはすごく伊野尾くんらしくてとてもいいな、と思う。「暑いね!暑いよね!」の2ヶ月後が「寒い!急に寒くない?」なのも微笑ましさの極みだ。それから、「お散歩」や「お天気」といった冒頭から可愛さをアピールするところなんか小憎らしいくらいだ。普段の言葉遣いはそんなによくないのに。あと気付いたのは、みんなわりと一日二日遅れると謝罪が冒頭に入るのに、伊野尾くんは一度たりとも謝っていなかった。あっぱれな伊野尾慧である。好きだ。結局。

ここのところ、口を開けば有岡くんは天才だといつもいつもうわ言のように唱える日々を送っていたが、じゃぁ具体的になにがどう天才なのかを考える一助にしようとまとめてみた。次回のありぺ回が楽しみだ。