「ソフティモ」ってほぼほぼ伊野尾くんじゃん。

いのおくんとファン。



みんななに書いて欲しい? はやめに教えてください!(いのお作文、2015.4.7)

こうやって君にメールするのも何回目だろう?何度メールを送っても返事が来ないなぁ。(『ウィークエンダー/明日へのYELL』発売時のメール、2014.9.7)

伊野尾くんはしばしば私たちファンに返事を催促するという無理難題を課してくる。

とはいえ、伊野尾くんは、そこで確かな繋がりや返事をもらうことを真剣に欲しているわけではないようだ。

伊野尾くんの言葉は、私たちはいつもアイドルという言ってみれば虚像を追いかけているけれど、アイドルもまた顔の見えない、匿名の不特定多数の「きみ」に向かって延々とメッセージを送り続けなくてはいけないんだなということを突きつけてきて、ある意味はっとさせられる。

それは、もしかしたらアイドルとしては、弱み、と言われるところなのかもしれない。アイドルというのは、必ずあるその「距離」をあたかもないかのように見せる、語りかける、そうゆう術に長けているように思うからだ。

でも、私は伊野尾くんに関して、それを伊野尾くんが克服すべき弱みとも思わなくて、そうゆう本来あるけどなんとなくないことにされている、そうゆう「距離」というものに敏感な、伊野尾くんの持っている鋭敏な感覚がとても素敵だなと思う。別に伊野尾くんはそれを悲観しているわけでもないようで、ただ事実としてそのことを淡々と、フラットに受け止めてるようでもあって、それはアイドルとファンというだけでなく、伊野尾くんの対人関係のフラットな感覚にもつながる。

結局結論はいつも変わらないのだけれど、私は伊野尾くんのそうゆうところがたまらなく好きだ。