伊野尾慧が好きだ。2015
大好きな大好きな自担の伊野尾くんが、25歳になった。
伊野尾くんが24歳になったとき、私は24歳の伊野尾くんに吹いている追い風について「この歳で吹く追い風は強い。24歳という年齢は追い風に足を取られることなく、帆を張って進んでいく下地を伊野尾くんに作ったことだろう」と書いた。それから1年、追い風は私が思っていたよりもはるかにはるかに強かったし、伊野尾くんははるかにしなやかにその風に乗って進んで行った。かっこよさしかない。
特に2015年に入ってからは、初めての雑誌表紙、初めての主演舞台、同時進行での連続ドラマ、ラジオのレギュラー、バラエティでの活躍という怒涛に次ぐ怒涛。かっこいい。
伊野尾くんは、そのどれも立派にやり遂げていた。伊野尾くんはどんなことでも何事もないかのように軽々とやってのけてしまう、天才的な器用さを持っているわけではなくて、初めてのことには、人並みに緊張し、戸惑いを見せていた。でも、伊野尾くんはその初めての緊張や戸惑いを、隠すことも卑下することもなく、自分の立ち位置を客観的に把握して、新しいことにまっすぐに取り組んでいっていて、その姿が胸を打った。だからこそ、そのどれもにきちんと結果を残していってるし、きちんと評価をされているし、それがさらに次につながって、さらなる追い風となっているんだろう。
私は、伊野尾くんにとって「アイドル」がひとつの就職先である感じがするところが、すごく好きだなと思っていて、私が見た24歳の伊野尾くんは、自分の職業としてアイドルというものを、自分の意思で選択をした、そうゆう覚悟が滲み出ていた。
私は、伊野尾くんという人を知って好きになってまだ間もない、知らないこともある、でも息をする間もない、一秒でも目を離せない、瞬きすらする暇がない、そんな伊野尾くんの一年間を、何度でも盛大に爆発しながら、ヨロヨロになりながら、必死になって目撃してこれたことが、本当に幸せで嬉しい、そんな素晴らしい経験をさせてもらえることが本当に有難い。
はっきり言って、伊野尾くんは宇宙で一番かっこいい。生きとし生ける生命体のなかで一番素敵だ。これは事実だ、と思っているし、発言に自信を持っている。特に今の伊野尾くんは、毎日、毎時間、毎分、毎秒、最高かっこいいを更新し続けている。無敵だ、と思う。
そんな無敵でかっこいい自担を応援できる私は宇宙で一番の幸せものだよ!!!!ありがとう!!!
25歳の伊野尾くんも楽しみで仕方ない!!!楽しく笑った伊野尾くんの顔がいっぱいいっぱい見れますように!!!
誕生日、おめでとう!大好きです!
自分用メモ カラフト感想ツイまとめ
4月25日 初演
私がいいたいのは、心配などは全て杞憂。伊野尾くんは本当に堂々としていて、立派で、座長で、作品の要だった。 (あと、すごい身体が大きくて、はちゃめちゃにスタイルがよくてびびった)
— てあこ (@A_teaco) 2015, 4月 25
ああ、パンフレット読んだけど、伊野尾くん、すごく良い方々と共演されてる。伊野尾くんは、背伸びも卑下もせずにまっすぐと経験がない初めての舞台、初めての主演ってものに向き合ってるけど、共演の升さん松永さんもまたそんな伊野尾くんを過大評価も先入観もなく、まっすぐに受け止めてあげてる…
— てあこ (@A_teaco) 2015, 4月 25
今回の伊野尾くんは、シリアスな演技もコミカルな演技もあって、どちらも本当にとてもよかったけど、コミカルな演技っていうのには天性のセンスの良さみたいなものを感じずにはおれなかったので、よし伊野尾くんぜひ次はコメディ劇の舞台に出よう。(強欲ヲタク妖怪)
— てあこ (@A_teaco) 2015, 4月 26
カラフト伯父さんには、私的に伊野尾くんに言って欲しいと思っている台詞ランキングのかなり上位に入っている一言があって、そこで一人毎回ぶちあがっている。ジブリ声。・°°・(>_<)・°°・。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 4月 26
4月26日 一部
今日の昼公演は昨日の初日よりも客席の雰囲気がずいぶん柔らかくなってて笑いもおこりやすくて、昨日は私含め見てる側も緊張して張り詰めてたんだなって、みんなが息を飲んで見守ってた感じだったなと。今回初めて同じ舞台に複数回入るという経験をするけどほんと空気感ってあるんだなと改めて感じた。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 4月 26
パンフレットの伊野尾くんの言葉、すごく論理的で、理路整然としてて、理系〜〜〜!大学のレポート課題かよ〜!就活の面接かよ〜〜!好き!てなる。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 4月 26
4月29日 二部
今日の伊野尾くんめちゃくちゃ迫力あった…。・°°・(>_<)・°°・。雨後のタケノコ。・°°・(>_<)・°°・。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 4月 29
うわあああああ。・°°・(>_<)・°°・。松永さん。・°°・(>_<)・°°・。やっぱりそうだよね!!昨日の伊野尾くんの迫力すごかったよおおお。・°°・(>_<)・°°・。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 4月 30
「初舞台の青年が舞台役者へと羽化した瞬間」 額に入れて飾る
— てあこ (@A_teaco) 2015, 4月 30
5月2日 一部
今日の昼公演は、GWだからかすごく観客の年齢層が若い感じ。家族連れのちっちゃい子なんかもちらちらいたり。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 2
最後のシーンだけじゃなくて、途中のシーンの迫力が見るたびに増す。ゾクってする。今日の最後のシーンは伊野尾くんのあまりの気迫で荷台の端に詰め寄ったかたちになっていた。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 2
シリアスな演技の迫力は増しているのにコミカルな部分との乖離やギャップはなくなっていて徹くんていうひとつの人格がどんどん出来上がってるのかなぁ。ごく普通のどこにでもいる男の子で、だからこそそこにある怒りや苛立ちや孤独が際立つ…
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 2
5月3日 二部
今日のカラフト1部に雪が降ってこないハプニングがあったのかー、それをアドリブで切り抜けたからかはわからないけど、2部はなんだかいつもより自由度が増してた気がした〜。なんていうんだろう升さん松永さんもセリフ外のアドリブが多くて、3人とも演技をしていてすごく楽しそうな感じ!
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 3
伊野尾くんの演技の迫力が増せば増すほど、升さんの演技も凄みが増していて、あー、演技ってこうゆう応酬なんだなぁって実感する( ; ; )
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 3
今日見た発見は、ストリップについての仁美さんの話を、洗濯物干す手を止めて聞くところ、興味ないわっていうとことえっ?て思わず見ちゃうとことを混ぜこむようになってて、驚いてカチンて手も止めて硬直してる演技とか、細かくいろいろ工夫するようになってる〜〜〜♡♡と見惚れてしまった。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 3
階段を上るときもすごいダンダンッて踏みしめながら登ってたり、あ、あと吾郎ちゃんとの追いかけっこではトラックの窓に手をかけて飛び上がってダイナミックになっていたり、演技の余白の部分がどんどん上手くなってる…
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 3
あと今日は途中でエプロンの紐が取れちゃってて、「大丈夫かな〜〜ちゃんと直せるかな〜〜あれ直さなきゃって思ってセリフ忘れちゃわないかな〜」ってPTA発揮してたのだけど、伊野尾くんは合間にごく自然に結び直して演技を続けていて、そうだこの人はステージに立つプロだったって思った。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 3
伊野尾くんは初舞台についていつも冷静に客観的に自分の状況を把握していて私は伊野尾くんのそうゆう自分を客観視できるところが大好きで安心もしていたけど、一方で舞台とか芝居って客観視してたら出来ないとこもあるのかなって気もしていたけど、→
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 3
→幕があけてみたら、そこには100%で役に入り込む役者の伊野尾慧がいて、ああきっと伊野尾くんはそうゆうことも客観的に把握したうえで自分をそこに持っていけるんだなって思って、結果すごく好きだなって思った。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 3
5月6日 二部
今日またこれ一段とよかったんだわ( ; ; )もう( ; ; )どこまで( ; ; )すごい( ; ; )ほんとすごい( ; ; )
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 6
放心…
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 6
伊野尾くんの、そして升さんの松永さんの、鬼気迫る演技に鳥肌が立った
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 6
自分でもよくわからないけど、汽笛を聞いて仁美さんが徹くんに自分の子供の頃の話をするシーンの徹くんの表情が好きで好きでたまらなくて、毎回そこは双眼鏡つけちゃう。なんか穏やかで柔らかいいい表情してるんだよ…( ; ; )
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 6
「ちょっと想像つかないです」っていうセリフを「ちょっと理解が及ばないです」ってアドリブに変えてたの、「理解が及ばない」っていう日本語のチョイスが最高に伊野尾くんで天才だった。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 6
「え?え?え?え?」って動揺するところも、どんどん表現が豊かになって、色んな「え?」が出てきてて、伊野尾くんの演技のひきだしが毎公演毎公演激増してるなって思う( ; ; )
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 6
カラフト見るたびに松永さん演じる仁美さんが大好きになるんだよね。ストリッパーっていう自分の仕事がすごく好きで、まっすぐで無邪気で感情的で、すごく魅力がある人だなと思う。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 6
子供の頃どこか遠くに行くことに憧れていた女の子がストリッパーになるまでの仁美さんの人生を想像するし、どうしてカラフト伯父さんっていうの?知りたいのって吾郎にまっすぐ問う仁美さんが好きだ。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 6
あとこれは松永さんの演技なんだけど、吾郎がこの街が変わったなって無神経に話してるときに、最初はふーんて何気無く話を聞いてた仁美さんが、ふと横を見て険しい表情をしている徹くんに気づいてそれをじっと見つめるところの表情の変化が超うまいなぁって思う。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 6
「床油まみれや!鉄板焼きになりたいんか!」っていう台詞初日聞き取れなかったんだけどそれは私の中に「鉄工所→火気厳禁」の前知識がなかったからってのもあるなと思ってたら、最近は吾郎ちゃんがこのシーンで床を足でぬるぬるして台詞の情報を演技でフォローしてるからすごく入ってきやすくなってる
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 7
二階席、三階席から見るカラフトは、うずくまる伊野尾くんの白いうなじを凝視できる、という利点がありますよね。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 7
5月10日
ほんとうに雲ひとつない快晴。振り返ったら手届きそうなところに海が見えるような、空。 pic.twitter.com/wCMKjsJcGJ
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 10
ということでカラフト伯父さん東京最終日、行ってきます!
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 10
東京楽後
伊野尾くんが、全然見せたくなさそうに、堪えきれないなみだを見せて目を赤らめた今日という日を一生忘れたくないって、一生って何だよって思いつつも、やっぱりそう思います。伊野尾くんは誰よりもかっこよかった。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 10
私が好きになった人は誰よりも努力して、誰よりもまっすぐで、誰よりも自分の経験を吸収し、誰よりもそれを発揮し、誰よりもその姿を見せようとせず、誰よりも人に好かれ、誰よりも可愛く、誰よりも尊敬すべき、そんな人だと、全世界に自慢したい気分だ。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 10
徹くんは今日の1部も2部ももうここで、この舞台の上で死ぬことも厭わないのではないかと心配になるくらい全力で自分の全てを振り絞っていて、そんな徹くんがカテコで升さんと升永さんに頭をぽんぽんされたりして伊野尾くんに戻り緊張の糸が切れてふっと涙を見せた瞬間が本当に尊くて泣くしかなかった
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 10
そしてカラフトロス
なぜか朝から「じいさんばあさんローンくんだりできひんっ!」って頭の中にずっとぐるぐるループしてるんだけど止めてくれ。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 11
「じいさんばあさんローンくんだりできひんっ」「区画整理で立ち退くしかないひともおった」「木造の文化住宅に住んどった人らはマンションの家賃はたこうてはらえん」「みんなこの街に戻りとうてももどれんのや!」のループ。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 11
最後トラックを発進するときにちっちゃい声で「ええでー」って神戸弁のアドリブを入れる伊野尾くんを思い出して萌え転がってる。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 11
そういえばカラフトパンフレットの中の私の好きな伊野尾くんは「監督との初めての顔合わせでぱくぱく食事する伊野尾くん」「目に見えてうまくなってるのは溶接だけって言う伊野尾くん」「監督たちからストリップについて教えてもらう伊野尾くん」「升さんとゲームの話で盛り上がる伊野尾くん」です。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 11
徹くんの「駅前にホテルあったやろ!」の指のさしかたいいよね。「おまえ!ばればれやかんな!」のとこの指のさしかたもいいよね。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 11
あと、「これ以上俺に干渉すなええな!」を一息で言う、台詞の言い方もとても好きでした。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 11
あれから10年、2015年の今、30代になった徹くんはどこで、何をしてるかなって考える。結婚とか、してるかも。子供もいるかも。鉄工所は、もしかしたらもうたたんでるかもしれないね。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 11
カラフトで開演前にかかるポップソングは観客それぞれの「10年前」の体験を呼び起こし、ラジオから流れるリスナーの体験談もあるひとつの「10年」を物語っていて、それと徹が体験してきた「10年という月日」との対比、同じ10年というものの持つ意味の違いが意識させられて、胸がヒリヒリする。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 12
経理の横手はちゃんと人生やり直せたのかな…社長がサラ金から借金して自己破産しちゃうような出版社だけど…
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 12
「金ならないで」「金の無心に来たんやろ?図星か」「なに爽やかに借金申し込んどるんじゃ、久しぶりに顔見せたおもたら金貸せやと?ざけんなそんな義理あるか」脳内で徹くんの台詞がループするカラフトロス
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 13
松永さん演じる仁美さんがどうしてカラフト伯父さんていうの?て悟郎に聞く時の「知りたいの。」と「この街は死んだ街みたい、怖いくらいに、静か。」それから徹に「ありがとね、ほんと」っていう時とかの、声の調子がガラッとかわるの、何度見ても、ゾクっとくる。
— てあこ (@A_teaco) 2015, 5月 13
カラフト伯父さんで見たもの。
※ネタバレです
見たことを言葉にしておきたかった。網膜に焼き付けたことを何一つ忘れたくない、と思った。 記憶に留めておくための、試みとしての、言語化。
電気の消えた暗い鉄工所に、間の抜けたような明るいラジオの声が響いている。
「もうかりまっか山村くん、どんどんどんどんぱふぱふ~」10年前のヒット曲をお届けするそのラジオにリスナーから届いたお便り、10年前デートで行った”クラッシックコンサート”で隣に座った彼氏が、指揮者がタクトを振り上げた瞬間、大音量で「だよねー、だよねー」って、他人のふりをしたけれど後の祭り、それからずっと針のむしろでした、それが今の旦那です。というどこにでもあるような思い出話とリクエスト曲が読み上げられる。
「なんやそれ。どんどんどんどんぱふぱふ~。それでは本日のリクエスト曲、だよね。劇場では電源は切りましょう。だよね。」
ラジオから流れるEAST&YURIの「DAYONE」とともに、バンッという車のドアを開ける音。ガラガラと奥の引き戸を開き、一人の青年が入って来る。右の引き戸、左の引き戸をゆっくりとあけて、それからもう一度車に乗り込み、車を建物の中に入れる。その動きは緩慢でかつ乱暴だ。
車を降りる。再び左の引き戸、右の引き戸と閉める。車の助手席からビニル袋を取り出すとソファの上に投げ出す。ラジオを切り、それから部屋の電気をつける。パチン。明るくなる部屋。無人のその部屋を、青年はずっと無言で見つめる。間。
寒そうに手をこすりながら部屋に置かれたストーブをつけようとするが、石油がもうないのだろうか、点かない。カチンッカチンッと何度か繰り返した後、がしっと抱きしめ優しくストーブを撫ぜまわし、そっと油断させながらもう一度カチン。やはりつかない。ストーブを蹴飛ばす青年。
ソファにドカッと座りもたれかかって天を見上げる。薄汚れた作業着に、茶色いニット帽、首には白いタオルを巻いている。ガサガサと袋のなかをあさり、買ってきたお菓子とコーラを机の上に出していく。チョコレートの包みを破って口でくわえながら、カップラーメンを取り出し、流し台へ立つ。
ラーメンを作っている青年の背後でそっと勝手口の扉が開く。一人の男か抜き足差し足で入って来る。が、すぐにバケツを倒す。けたたましい音に驚きあわてて駆け寄る青年。男と目が合う。
「よっ!ひさしぶりだな!元気にしてたのか!」
ここまで、5分なのか10分なのか、もっと短いのか、いつも永遠のように長く感じてしまう。舞台の上には伊野尾くんしかいなくて、伊野尾くんが言葉を発さずに動く、その動きを、全員が固唾を飲んで見守る。 あの場所、あの空間、あの時間、忘れたくないと強く思う。
素敵な舞台をありがとうございました。ひとまずは、お疲れ様。
カラフト伯父さん 初日
職場の後輩有岡くん
「職場の後輩有岡くん」が私の中でアツい。単純で人懐っこくて、やる気がないのかなって思うと意外に仕事に熱心で、怒られたらすぐへこむし褒められたら顔をくしゃくしゃにして笑うかわいいやつだ。
私だって、イブなのに残業してたら、先に帰ったと思った後輩の有岡くんがサンタ帽被って「も〜イブなのに仕事しすぎっすよせんぱい〜、俺ケーキ買ってきたんで一緒に食べましょう!」とか戻ってきて、「え、ちょ、その帽子どしたの?!」って聞いたら「ドンキっす!」って答えてくれるやつやりたい。
— てあこ♯ (@A_teaco) 2014, 12月 24
お花見の席取りを率先してやってくれる後輩有岡くん。はりきって変なゲームを用意する後輩有岡くん。ふざけてるのかなと思ったら案外仕事にアツい後輩有岡くん。ちょっと褒めたらくしゃくしゃに笑ってオーバーリアクションでよっしゃー!とか拳を上げちゃう後輩有岡くんください。
— てあこ♯ (@A_teaco) 2015, 3月 25
そんな後輩有岡くんを日々の殺伐としたオフィスライフのなかに見出して心のオアシスとしていたところ、あるとき一通のaskが届いた。
なに?!後輩有岡くんとデート!うらやましい。と思っていたらすぐにもう一通のaskが届いた。
なんと。有岡くんとうきうきデートに行く人がいる裏で、有岡先輩に恋をしている女子がひとり涙に暮れていたのだ。こうして私のエア恋愛相談という遊びが始まった。驚くべきことにその後askには職場の有岡くんに想いを寄せる多くの働く女子たちから恋愛相談が寄せられた。入社したばかりの女子は有岡先輩に憧れ、先輩女子たちは頼りない有岡くんをかわいいやつだなと思ったり、そんな有岡くんが見せる違う一面にどきっとしていた。とりあえず一つにまとめておきます。以下です。
エア恋愛相談は楽しい。時に厳しく、時に優しく恋するワーキング乙女たちに言葉をかけ、私はすっかり社内のお局である。私だって有岡くんとのドキドキを楽しみたいのにみんなの相談ばっかりよ!!(煎茶をすすりながら)しかし驚くべきはそこに差し挟まれるエピソードの具体性である。タクシー代を払ってくれる有岡くん。新人研修で先輩ぶって優しく声をかける有岡くん。たぶん、後輩有岡くんは会社で働く全女子の心の中にいるんだろう。今日も有岡くんはコピー機の前で上司に頼まれたコピーをしたり、自販機の前で缶コーヒー片手に同期とおしゃべりしたり、終わらない残業に頭をかきながらパソコンに向かったりしてることでしょう。なんて夢があるんだろう。現代におけるおとぎ話のレベル。そしてこれだけ需要があるのだからドラマ業界はいますぐ有岡くんに愛される職場の後輩的役柄を割り当てるべきだと思います!!!!!
いのおくんとファン。
みんななに書いて欲しい? はやめに教えてください!(いのお作文、2015.4.7)
こうやって君にメールするのも何回目だろう?何度メールを送っても返事が来ないなぁ。(『ウィークエンダー/明日へのYELL』発売時のメール、2014.9.7)
もしHey!Say!JUMPがオムニバスドラマをやったら。
ー今日も、一杯の珈琲と一つの物語がこの店にやってくる。ー
〜珈琲を淹れる薮くんの映像とともにオープニング〜
第一話 中島裕翔の場合
あらすじ
保険会社に入社して3年目の裕翔くんが、自分のできることとできないこと、思い描いていた理想や未来と現実との間で悩みながらも、仕事を通して自分と向き合い成長する等身大の姿を描く。
冒頭
保険会社で働く裕翔は珈琲をひとくち啜ると大きな溜息をついた。あまりに溜息が大きかったので伝票を置きにきた店員(薮)がちょっと驚いたように一瞬眉を上げたが、慣れているのかすぐ何事もなかったかのように戻って行った。裕翔は少し苛々していた。後ろの席に座ったカップルが何が楽しいのか馬鹿みたいに笑ってるのも耳障りだ。いい歳してパフェなんか頼むなよ。昨日、岡田先輩に言われた言葉が頭から離れない。入社して3年、仕事にも慣れてきた。上手いことやれてると思っていた。でも、自分がやりたいことってなんだったのか。
第二話 髙木雄也の場合
あらすじ
ホストクラブで働く雄也が、ある日喫茶店に来る途中でちょっと風変わりでおしゃべりで人懐っこいお婆さんと偶然出会い、お婆さんに調子を狂わされつつも、次第に心を通わせていく。一見近寄りがたいホスト雄也の心優しい一面にときめくハートフルストーリー。
冒頭
雄也はこの街から電車で3駅先にある繁華街のホストクラブで働いている。出勤前の夕方、いつもこの店で一杯の珈琲を飲むことにしている。雄也は自分の生活が好きだった。ホストクラブではNo.1ではないけれどそこそこ固定客も着いているしオーナーからの信頼も厚い。キャバ嬢のあけみちゃんとOLの加奈と不倫中の人妻景子さんとのコンスタントな肉体関係も良好だ。何の問題もない。休日は愛車に乗って海へドライブする。好きな音楽をかけながら。昼前にベッドを出て、シャワーを浴びて、トーストに野菜ジュースの簡単な食事。完璧だ。予想外の出会いやアクシデントは必要ない、そう思っていた、あの日までは。
第三話 有岡大貴の場合
あらすじ
突然付き合っていた彼女から別れを告げられたフリーターの大貴。フられてどん底まで凹むけど、友達とサッカーして焼肉くってたらまあいっかってすぐに楽しくなっちゃって、でも最終的に「私にはやっぱり大ちゃんしかいない」って言われて、なんとなく釈然としないし、女の子の気持ちとか全然わかんないけど、やっぱりまあいっかって、「俺も!大好き!」って笑顔で伝える、なんてことない男の子の日常を描いたドラマ。
冒頭
「ねぇ私たちもう別れよ?」俺は頭が真っ白になった。なんでだ。さっきまで、ほんの2時間前まで、らぶらぶだったじゃないか。待ち合わせして(ちょっと遅れちゃったけど)ゲーセン行って、UFOキャッチャーで彼女が欲しがってたジバニャンをとってあげてもちろん彼女は喜んでたし、そのあとちょっと疲れちゃったからって喫茶店に入ってパフェを食べて…「あっもしかしてパフェの苺を俺が食べちゃったから?まじでごめん!」彼女はふるふると首を振って言った。「前から思ってたの。私と大ちゃんはなんか合わないみたい。」意味がわからない。なんでだよ!!!
第四話 山田涼介の場合
あらすじ
顔面はイケメンなのになぜだか女の子にモテない山田くんが、彼女をつくる!運命の人を探すんだ!と意気込んで合コンに挑み、そこで出会った年上の女性に猛アタックするラブコメディ。
冒頭
「俺、オレンジジュース」「ジンジャーエールで」「コーラお願いします」口から出かけた「珈琲を頼め珈琲を」という言葉をぐっと抑えながら店員はニッコリ笑って注文をとる。三人組(山田、知念、岡本)は大学の同級生のようで、暇を持て余した大学生らしく午後の早い時間からやってきては各々会話もせずに携帯をいじったり、試験前だと言ってやばいやばいと連呼しながらやる気があるんだかないんだか申し訳程度に参考書を開いたりしては長居をしていた。
「あ〜〜彼女欲しーーっ」「山ちゃんそればっかりじゃん」「や、だって重要よ?俺の運命の人はどこー!?」「運命の人って古くない?」「まあまあ、出会いが欲しいってこと!それでね、俺考えた」「何を?」「合コンをしようと思います!!やっぱさ、出会うには合コンが早いって、って知念聞いてる?」「…あ、ごめん聞いてなかった」「なんだよ!聞けよ!」
なんだか上の空の知念はおいておいて、俺は圭人に段取りを説明した。決戦は来週の金曜日、年上の女性が集まる合コンであること、年上の女性にモテるためにはやっぱり株の話の一つや二つできたほうがいいだろうということで「はじめての株式入門」という本を昨日から読み始めたこと。ともかく何が何でもそこで運命の彼女を見つけて、あわよくば「お持ち帰り」してやるんだ!「どうしたの?山ちゃん、顔がにやけてるよ」「うっせ。ともかく圭人も協力頼むよ!な!」
第五話 知念侑李の場合
あらすじ
霊感が強い知念少年が喫茶店で関西弁のうさんくさい幽霊に出会い、いやいやながらも幽霊が成仏するために現世に残してしまった後悔を解決すべく、一緒に協力してあげるファンタジーコメディ。
「…って知念聞いてる?」「…あ、ごめん聞いてなかった」「なんだよ!聞けよ!」「ちーちゃん様子変じゃない?大丈夫?体調わるい?」
ああ、大丈夫と空返事をしながら、知念は目を泳がせた。整理しよう。この席にいるのは誰だ?僕と山ちゃんと圭人。3人。そうだよな。じゃぁあの四人目は誰だ?山ちゃんの隣に座っているあの男は誰なんだ。男は懐っこいニコニコした笑顔を知念に向けて、いたずらっぽくニヤっとすると手をひらひらと振った。まただ。また見てしまった。知念はがっくりと肩を落とした。小さい頃から人より霊感が強かったけど得をしたことなんて一度もない。面倒なことばっかりだ。
「じゃぁ俺ら先行くからね」2人が先に店を出ると知念は男と向かいあった。「山ちゃんの合コンうまくいくとええなあ?」「いや、どなたですか?」「あっ俺?俺は大倉。幽霊や!下の名前はただよしやからたっちょんて呼んでな!」「いやいやいや、幽霊やっておかしいでしょ?」「ゆーり!お前を男と見込んで頼みがある!」ほらね、やっぱり面倒なことばっかりだ。