「ソフティモ」ってほぼほぼ伊野尾くんじゃん。

指の先にあるそれ。


伊野尾くんの爪が好きだな、と思っている。

これはあらためて言うまでもないことだが、伊野尾くんは指がきれいだ。
白くて細くて長い繊細な指をしている。
ピアノをやっているからかもしれない。

伊野尾くんは顔が赤ちゃんみたいなので、顔を見ているとこの人まだ生まれて間もないんじゃないかなと思ってしまうけれど、指を見るとしゅっとした綺麗な24歳の男の子の指なので、そのアンバランスさにすごくどきどきする。

そして、その指の先についている爪も、また、とてもいい。

爪。指の先ある表皮の角質が硬化したもの。それがこんなに魅力を秘めていたといままで思ってもみなかった。
          
伊野尾くんの爪は、指に対してとても大きいという特徴を持っている。指のほとんどを爪がすっかり覆っていて、横からはみだしたりしていない。伊野尾くんの爪は、指の丸まりに沿ってなだらかなカーブを描いている。形はすっきりとした楕円形で、だいたい短く切りそろえられていて、でも時々少し伸びていたりする。とても清潔感がある感じのいい爪だ。

伊野尾くんの爪の表面は、人工的にぴかぴか光ったりしているわけではないのに、ごつごつしたりざらざらした荒らっぽいところがなくて、自然で柔らかいピンク色をしていて、そしてとてもなめらかだ。


伊野尾くんの爪をはじめてみたとき「あ」と思わず声がでた。伊野尾くんは目も唇も鎖骨の間にある黒子も美しくて可愛いけれど、こんな指の先にあるものすら綺麗なんだと驚いた。伊野尾慧は、美しい微細な欠片を集めてできてるんだろうか。きっとそうなんだと思う。