「ソフティモ」ってほぼほぼ伊野尾くんじゃん。

金平糖のようなそれ。

伊野尾くんの声が好きだ。

高くて、鼻にかかっていて、コケティッシュだ。伊野尾くんの声って基本高音なのに、鼻にかかっているからか、キンキンするわけでないところが聞いていて心地いい、そして同時に胸をくすぐられるような声をしている。金平糖のような声だ。そんな伊野尾くんの声を楽しみながらsmartを改めて聞いてみた。

 

#1 諦めることもできたけど/FOREVER
全体的にオラオラした曲調の中に差し挟まれることによって、伊野尾くんの声のコケティッシュさがより一層際立ち、刹那的に響くというケースの良い例。

#2 この日のために用意したプラン/Ready Go
こちらは打って変わって可愛い曲。可愛い曲に可愛い声は誰が聞いたって合うっていうにきまってる。何度聞いてもプランが「ぷぁ」にしか聞こえなくてかわいい。

#3 そうさbeautiful world/Ready Go
伊野尾くんの声の高さを活かすソロパート。「~さ」とか「~なんだ」とか「~なのかい?」といった日本語と伊野尾くんの声の親和性は非常に高いので、伊野尾くんにジブリ映画の声優をやってほしいと常々思っている勢としては大勝訴なパート割。そして「beautiful world」。美しい伊野尾くんが「美」について唄うっていうだけで胸アツってやつだし、さらに、「f」の音をきちんと下唇を噛んだ感じで発音する伊野尾くんの声がすごくいい。


#4 誰かが笑っていても/切なさ、ひきかえに
高い!高い!高音!!あぶなっかしくて私の中にある庇護欲という庇護欲がフル動員されて体中の毛穴がぶわっと開く音がします。毎回。

#5 悲しい狂おしい壊れるほどに/切なさ、ひきかえに

2014年の日本で伊野尾くんが「悲しい狂おしい壊れるほどに」なんていう日本語を声に出し、それを同じ世界で耳にできたことを神に感謝するとともに、そんな日本語を生み出した薮くんにまず感謝しなければならないパート。


#6 ほら新しい 火を灯してく/Candle
一語一語を大切に歌っているところが非常に微笑ましい。目を閉じてこのパートを歌っている伊野尾くんの口の動きを想像しながら聞くようにしている。きっと「あいうえお」の口をはっきり開けているんだとおもう。それから細かく言えば、「新しい」の「しい」がとても「sh」なところが好きだ。

#7 大切なことほど言いにくいよ/パステル
「大切な」の「つ」音が高いので、伊野尾くんの声が鼻から抜けていく感じで響いて、毎回新鮮にきゃっ♡となる。きゃっ♡


#8 焦っていてぼーっとしてる間に カモメ生意気に笑う/コンパスローズ
ここの歌詞を伊野尾くんにあてた人はほんとに才能があるとおもう。ともかくかわいい。光くんが書いた「カモメ生意気に笑う」という日本語がまずいいし、伊野尾くんの声の魅力をさらに引き出す「ナ行」「マ行」の法則*1からいっても「カモメ」「ナマイキ」って素晴らしい日本語だ。ナマイキという単語をこんなに小生意気に可愛く発音できる人って他にいる???伊野尾くんが生意気に笑ってるカモメさんだったのカナ?ってなるソロパート。それから「ぼーっとしてる間に」の「ぼー」の鼻にかかり方がすごい。もはや鼻がつまっているのではないかと心配になるレベルで鼻にかかっている。可愛い。鼻かんであげたくなる。長いソロパートで、前半と後半に分けずに歌わせてくれたことにも感謝である。

#9 煙たい説教も聞こえない/Ride with me
こちらの「ない」もまたいい。「a」の発音が「ae」に近い、その浅い感じのところがたまらなくいいんだ。「ない」が小生意気で「煙たい説教も聞こえない」という歌詞とよく合っている。これも歌詞と声がぴったり合ったケース!!!!

#10 A beautiful girl 気持ち上がる 目が合うだけで Mellow Mellow/RELOAD
「メロウメロウ」最初聴いたときの衝撃は今でも忘れられない。こちらも「FOREVER」と同様にオラオラした曲の中で際立つ伊野尾くんの声のコケティッシュさであり、このコケティッシュさが曲全体のアイドルらしさを担保しているといっても過言ではないのではなかろうか、と思ってします。そしてこちらもまたbeautifulという単語を美しい伊野尾慧が発しているという。もはや「beautiful」という単語に感謝の念すら覚える。美しいという意味を持ちながらなおかつ「b」「f」といった破裂音で伊野尾くんの声を聴かせてくれるなんてすばらしい単語だ。

#11 振り向く君がはにかんで 一瞬時が止まった/はじまりメロディ

Candleもそうですが、こうゆうまっすぐとした綺麗な歌詞とメロディの曲では、伊野尾くんはアレンジを入れたりせずただただシンプルに丁寧に歌うのですね、ということに気づかせてくれたパート。ここのパートを聴くと、春の白く眩しい光のなかに立つ、白いシャツを着た伊野尾くんの姿が浮かんでくるので、今すぐ映画関係者はそうゆう邦画の撮影に入ってください。

#12   まっすぐに届けたい/はじまりのメロディ

まっすぐに伝わってる!!!めっちゃまっすぐに伝わってくるよ!!!!!!

#13 運命の人なんてフレーズ/Ainoarika

もう言うまでもないことかもしれますが、「フレーズ」の「フ」の「f」音ですよね。ええ。

#14 進め進めビート感じて/My World

まずはじめに有岡くんと伊野尾くんにこの同じパートを割り振ったのは誰ですか。挙手してください。そして私と握手しよう。同じ歌詞なのに歌い方が全く違う!!素晴らしい!!いやいや、それぞれの持ち味十二分に発揮しすぎだろう。お友達が「進むスピードが全然違う〜」って言って天才かと思った。有岡くんは周りのものをなぎたおしながらガシガシと進んでいって、伊野尾くんは華麗なステップで障害物をするするとよけながら進んでいくのでしょう。ビートを感じて。世界って素晴らしいなと思わせてくれるパート。

#15 そうさ、自分だけはじかれてるような気がして/ともだちだよ

こちらは「そうさ」が「そーさっ」っていう発音で、その軽さが素晴らしく小気味よく耳に響く。ウエハースのような伊野尾くんの「そうさ」だ。自分だけはじかれてるような気がしちゃってる伊野尾くんが可愛い。私のなかで伊野尾くんが唇突き出して「ちぇっ」ていいながら道の小石を蹴飛ばしている。かなり可愛い。


以上、smartにしぼって書いてみた。ここまで書いてみてあれだけど、もし伊野尾くんのパートじゃねえよあほんだらってことだったら、すみません。

ああ伊野尾くんの声ほんとに好きだ。

*1:伊野尾くんは舌が長いから「タ行」「ナ行」「マ行」といった舌を上顎にくっつける言葉において、いっぱいくっつき口の中の空洞が少ない感じの発音になるんじゃないかという自説。

ありぺーぱー書き出しにみる有岡力について。

今日は有岡くんの話。


書き出しって重要だ。

最初の一文のでその文章が面白いかどうかの印象って決まるし、その印象はだいたいにして合っていたりする。そもそも書き出しがつまらないと読み進めてもらえないということだってある。世の中には「小説の一行目」という本が出版されたり、私が大好きなデイリーポータルZでは「書き出し小説大賞」なるコンテストがある。インターネットを探せば「読者を惹きつける文章の始め方」みたいなハウツー記事がわんさかでてくる。

さて、ジャニーズWebで連載されているJUMPaperにおける有岡大貴の文章、通称ありぺ。その書き出しが毎回毎回素晴らしいのだ。

なにはともあれ、冒頭だけ羅列したから読んでくれ。もう毎回読んでるよ知ってるよという人も改めてまとめて読んで見て欲しい。


2014.8.3
へい!おまち!!
真夏の大貴だよ! 

 2014.6.1

よっ!

この前、財布の中身を整理していたら有和歌様って書いてある領収書を見つけました。
有和歌です。
じゃなくて
有岡です!!!笑

2014.3.30
うっす!
俺、有岡大貴!

2014.1.26
せいやっ!!はっ!
どうも皆さん2014年Ver.の有岡だよ!

2013.11.24
ちわす!
昔から不思議と、たくわんが好きです。
有岡でごわす!

2013.9.22
ちゃーん!
この間、最新の体重計で測ったら身体年齢が17歳と出ました22歳有岡です…笑

2013.7.21
いやー...長かった。
本当に長い戦いだった。

2013.5.19
でん!
高木雄也ですか?
いいえ。有岡大貴です笑

 

どうですか?すごいでしょ? 改めて書き出しに着目してまとめて読むとより一層凄いでしょ?ちょっと才能がありすぎるだろう。

記事を書くにあたり、他のメンバーの冒頭部分も見てみたのだけれど、やはり一番一般的なのは「どうも、○○です」という書き出しで、毎回少しずつ変えたり、逆に毎回同じで定型化させていたりするタイプがあった。ちなみに圭人くんは英語ではじまりがちだった。

有岡くんの書き出しも、基本的にはこの「どうも、○○です」の型にのっとっているものの、まずなによりも第一声のキャッチーさが突き抜けている。「でん!」「ちゃーん!」「せいやっ!!は!」あたりになるともうどうしたらそんな日本語が思いつくのか、才能に嫉妬して頭を抱える。

私が特に好きなのは「よっ!」です。「よっ!」こんな短いたった四文字の言葉に、人をぐっと惹きつけ、かつ有岡くんらしさを存分に詰め込めるなんて、この男、天才である。

「どうも、○○です」の基本形に近況を加えて行くということはわりとやられている手法だが、その追加される近況の質についてもやはり光るものがある。そして「たくわんが好き」に対して「有岡でごわす」と続けられるセンス。自分の名前を基本的に「有岡」と名乗る有岡くんが好きだし、「真夏の」には「大貴」と続ける有岡くんの言葉選び、しつこいようだがほんとに天才。「真夏の大貴」とかキャッチーなフレーズすぎる。

「どうも、○○です」が定型であることを逆手に取ったまさかの「高木雄也ですか?」という疑問文にはぐうの音もでない。うーん。否定から有岡ですに持って行くとは。しかもケフィアかよ。

ちなみに伊野尾くんの書き出しは以下。

2014.8.18
昨日は福岡でコンサートでした!

2014.6.16
こんにちは!
いいお天気!プール入りたい(ぐー)

2014.4.15 (あいうえお作分)
あったかいですね!
いい天気で4月だし
うきうきした気持ちです。

2014..2.10
雪がすごいですね
みんな大雪大丈夫でしたか??

2013.12.10
今日は取材です!
ブルドッグと撮影しました!犬の野性的な臭いがしました!

2013.10.6
寒い!急に寒くない?
風邪引くわ笑!!

2013.8.6
暑いね!暑いよね!
夏休みどっか行った?

2013.6.4
おはよう!!
最近天気がよくて気分がいいよね(にこ)
お散歩したくなる(にこ)


絵文字がでないので私の勝手な括弧書きなのはご了承願いたい。伊野尾くんの書き出しは「どうも、○○です」型に当てはまらず、唐突に話が始まる。ちなみに裕翔りんも結構そのタイプ。ただ話題は天候のことという誰にとっても非常にマイルドなかたちから始めることが多く、それはすごく伊野尾くんらしくてとてもいいな、と思う。「暑いね!暑いよね!」の2ヶ月後が「寒い!急に寒くない?」なのも微笑ましさの極みだ。それから、「お散歩」や「お天気」といった冒頭から可愛さをアピールするところなんか小憎らしいくらいだ。普段の言葉遣いはそんなによくないのに。あと気付いたのは、みんなわりと一日二日遅れると謝罪が冒頭に入るのに、伊野尾くんは一度たりとも謝っていなかった。あっぱれな伊野尾慧である。好きだ。結局。

ここのところ、口を開けば有岡くんは天才だといつもいつもうわ言のように唱える日々を送っていたが、じゃぁ具体的になにがどう天才なのかを考える一助にしようとまとめてみた。次回のありぺ回が楽しみだ。

指の先にあるそれ。


伊野尾くんの爪が好きだな、と思っている。

これはあらためて言うまでもないことだが、伊野尾くんは指がきれいだ。
白くて細くて長い繊細な指をしている。
ピアノをやっているからかもしれない。

伊野尾くんは顔が赤ちゃんみたいなので、顔を見ているとこの人まだ生まれて間もないんじゃないかなと思ってしまうけれど、指を見るとしゅっとした綺麗な24歳の男の子の指なので、そのアンバランスさにすごくどきどきする。

そして、その指の先についている爪も、また、とてもいい。

爪。指の先ある表皮の角質が硬化したもの。それがこんなに魅力を秘めていたといままで思ってもみなかった。
          
伊野尾くんの爪は、指に対してとても大きいという特徴を持っている。指のほとんどを爪がすっかり覆っていて、横からはみだしたりしていない。伊野尾くんの爪は、指の丸まりに沿ってなだらかなカーブを描いている。形はすっきりとした楕円形で、だいたい短く切りそろえられていて、でも時々少し伸びていたりする。とても清潔感がある感じのいい爪だ。

伊野尾くんの爪の表面は、人工的にぴかぴか光ったりしているわけではないのに、ごつごつしたりざらざらした荒らっぽいところがなくて、自然で柔らかいピンク色をしていて、そしてとてもなめらかだ。


伊野尾くんの爪をはじめてみたとき「あ」と思わず声がでた。伊野尾くんは目も唇も鎖骨の間にある黒子も美しくて可愛いけれど、こんな指の先にあるものすら綺麗なんだと驚いた。伊野尾慧は、美しい微細な欠片を集めてできてるんだろうか。きっとそうなんだと思う。


大阪は雨だった。

※これはレポートなどでは全くなくて、ただただ自分の気持ち悪い感情を吐露するだけの文章です。ただし話の流れ上セトリなど一部ネタバレを含みますのでご注意ください。




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伊野尾くんをみていると、ときどき会場中の歓声が、音楽が、不思議なくらいすーっと消えて、伊野尾くんの動きがスローモーションになっていく瞬間があって。人が恋に落ちる瞬間ほんとに時間は止まるんだなってビッグ・フィッシュ的なことを頭の隅で考えたりしながら、私は、今までペンライトを振っていた右腕もだらりと下げ、口をぽかんとあけながら息をすることも忘れて、その白い肌を、黒い髪を、ただただ凝視するしかなかった。ステージで舞い踊る伊野尾くんは、本当に白くてつややかで美しく細くて薄くてエロくて可愛くて、どうしたって視線をそらすことなどできなかった。


 


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8月2日、しとしとと雨が降る蒸し風呂のような暑い大阪でHey!Say!JUMPの全国ツアー「smart」がスタートした。私は2日の2部に入ってきたよ!


 


私にとっては2回目のJUMPコンで、 初めて自力で取ったチケットで、初めての遠征で、しかも1人での参加だった。日常生活においてだいたいのことはお一人様で行動しがちな自分の性格がジャニヲタライフにおいて役立ち、こんなフットワークの軽さを発揮するとは思いもかけなかった。それにしても伊野尾くんに堕ちてからヲタクの階段を駆け上がる、いや駆け落ちる?スピードがすごいし、いままでには感じたことのなかった「お金を落とす」ことへの喜びが半端ない。恐ろしい男である。


 


私の席はバックステージほぼ正面の中段で、良い席とは言えないものの、それでもその距離から見た伊野尾くんはドームで見たときよりもはるかに近く、大きく見えて、今までをテレビ画面を介して、印刷物として、双眼鏡のレンズ越しに、といったフィルターを通して見ていた伊野尾くんが、急に人間としての存在感を持って目の前に立ち現れてきたので、私は、伊野尾くんがひとりの人間として存在し、動いているというその事実にまず唖然としてしまった。


 


コンサートは、とにかく踊る。すんげー踊る。え?まだ踊る?というくらいに踊る。さすがは全員20代前半のグループ、という若さの持つ力を思う存分に見せつけてくる。気持ちがいい。踊れるということを、9人という大人数で魅せる揃ったダンスを自分たちの売りにしていきたいのだという強い意志をびんびん感じる。平成生まれの一見ふわふわわちゃわちゃした可愛い子たちの中にある意固地なくらいに泥臭くて尖った譲れない心意気に泣く。息をきれぎれにしながらそれでも生歌を響かせる山田涼介の刹那的な美しさたるや!!!!!知念ちゃんは最初から最後まで涼しい顔してテンションがあがるとぴょんぴょん跳ねてキレッキレの踊りを踊っていたので、この子ほんとすごいな…と再認。グループ内で絶対的にフィジカルの弱い伊野尾くんはいったい大丈夫なのかと何度も心配になるのだけど、辛そうに汗をかきながら踊る伊野尾くんは、それはそれはエロくて必死。必ず死ぬという意味で私が必死。


 


セトリ全部をレポする能力もないし、上記のような状況であとからレポを読んでも「そんなことあったんだ!」ということもあったりして、お前は会場で意識を失っていたんじゃないか疑惑が浮上するありさまなので、とりいそぎ特筆すべきことだけを書かせていただきたいが、なによりもまず中盤にSchool Girlがかかったときの爆発的な会場の盛り上がり。JUMPがスクガという楽曲を手に入れたことを神様に感謝せずにはいられない!!!神様サンキュ―――――――!!!!!会場も盛り上がるし、JUMPちゃんたちも盛り上がる。JUMPちゃんたちが盛り上がっているのを見て、会場がまた盛り上がる、という盛り上がりの相乗効果。こんな幸せな方程式ってあるか。ちなみにMCで山田くんが「スクガで盛り上がりすぎるのほんと注意。そのあとのウィークエンダーまじきつい」って言ってました。でも盛り上がっちゃうJUMP可愛い。伊野尾くんが端っこゆえに先頭になって腕をびっしびっしとうごかしてにこにこ笑ってる姿を近くで拝めて3回くらい天に召されかけた。あぶない。



それから曲を聴いた段階から薄々感づいてはいたものの3ユニット曲という取組みの良さが筆舌に尽くしがたい。尽くしがたいとかいってぐだぐだ書くのだけど。まずユニットの別れ方からして、やっぱりパワーバランスとかいろいろ考えるのだろうかみたいな邪知をよそに、「ぐっちょっぱー」とかいう宇宙一平和でかわいい方法で分かれた3組のユニットがそれぞれの趣向をこらしてパフォーマンスをするって!!!しかも、そのどれもが本当に神がかってすばらしい!!!ここは涅槃か!!!涅槃のショータイムか!?!?


山田くんがいつもは担当しないひかにゃんにセリフを言わせるんだという試みをさせたことも大正解だし、「怪盗」とか「エロ」とかいうワードに忠実に世界観を作ってくるところになんとなく真面目さを感じて微笑ましいし、結果としてでてきたあのエロさは会場中を阿鼻叫喚に陥れたし、ていうか高木くんエロすぎるし。別に全くそうゆう設定ではないのに、なんとなくユニット対抗勝負!みたいな捉え方をして、負けたくないって言っている知念くんの負けず嫌いさは愛おしさの塊だし、真面目な人たちがそろっちゃってやばいネタで負けちゃう!パフォーマンスでがんばろ!って言って、実際ダンスの精度とかすごい上げてきてキレキレのダンスを踊る知念ちゃんチーム可愛い。


そして、それぞれ個々のファンの人数の単純な総和でいったら正直なところきっと少ないであろう愛追I隊が奇跡的な化学反応によって「Oh!アイドル」という怪物曲を生み出したことはジャニーズの歴史にも大きく残るくらいの事件だと思う。新たな伝説が生まれたと確信した。


会場に入る前、グッズ列に並んでいるときから、後ろに並んでいるギャルも、前に並んでいる家族連れの4歳くらいの女の子も、みんなが「Oh!アイドル」を口ずさんでいて、「えっ!」てなった。「えっシングル曲だっけ?」「えっ定番曲だっけ?」「えっむしろ日本を代表する名曲だった?」くらいの。「Oh!アイドル」が巻き起こした会場中の一体感は、無条件に気持ちがよく、純粋に「楽しい」という感情でつつまれたそれはそれは幸せな時間だった。嗚呼いますぐ会場に行ってオカモトケイト!!と力の限り叫びたいという衝動が、キーボードをたたいている今もこみあげてきて収まらない。


黄色の鉢巻に黄色のトレーナーに短パンを履いた伊野尾くんは、笑ってしまうくらい面白いんだけど、実際笑ってる暇などないくらい全ての瞬間において可愛くて、本当にアイドルだった。私は伊野尾くんのコケティッシュで甘ったるいあの声が好きだ。短パンからぴょいと出た小枝のような細い足、そこからのぞいている白くて小さな膝小僧。伊野尾くんと膝小僧!そんなの文字にして並べてみたって素晴らしい。


曲中にある「君が太陽なら…僕は洗濯物」という我らが天才有岡大貴(23)による才能が溢れすぎるあの台詞のとき、伊野尾くんはにこにこした笑顔のまましゃがんで、ゆっくりと手をついて、ごろんと転がった。そしてそのままその細くて長い手足を投げ出して、びろんと大の字になった。伊野尾くんのでんぐりがえりは、全ての動きがのそりとしていて、大層可愛かった。また空気が止まった。あとから、他の回ではへろへろの側転を披露したと聞いた。


smartコン全体としては私が想像していたのとは少し違っていて、そうゆう面での戸惑いが正直少しあった。でも、JUMPコン自体2回目の私にとっては、どんな曲中 でももう聞き飽きたよ、みたいなこともなかったし、JUMPちゃんたちもきっとそうゆう層のことを意識してのことだったのだと思うし、実際にJUMPのコンサートという土台を崩さずにここまで新曲を盛り込んできたセトリは、なんというかすごく贅沢な盛り合わせのようだった。ただ、パンフを読んでいると「全員が20代を迎えた今、かっこいいJUMPを見せていきたいけれど、かわいいJUMPというのがJUMPの強みだし、やっぱりそこで盛り上がるお客さんもいるし」というようなことを結構みんな口々に言っていて、それはなんだかJUMPという枠組みのなかに自分たちを押し込んでしまっているようにも聞こえ、もしそうだったら全然そんな心配せずに、ただやりたいことを好きにやってくれていいんだよと、背中を押してあげたい歯痒さが無きにしもあらず。私は、自分たちが楽しいと思うことをやって勝手にもりあがっているアイドルを眺めるのが好きだ。むしろ置いてけぼりになるくらいでいいと思っている。


とかなんとか言ったが、2回目のJUMPコン、全力で楽しんだ。一人参加で恥ずかしいという気持ちは不思議なくらい消えて、今考えるとよく一人であんなに騒いだなと思うし、周りのひとからは痛いやつだと思われていたのかもしれない。まあいいか。楽しかったし。初めに勇気を出して隣の人に話しかけて、「伊野尾担です。一人ですが騒いだらすみません。」と事前申告し、隣の人たちが「全然いいよ!私たちも騒ぐよ!」と言ってくれたのをいいことに、「伊野尾くん可愛い!可愛いよー!!」と腰ぬかして寄り掛かったのはちょっと反省している。隣に座ったお姉さまがたは終わってから楽しかったですね!と言ってくれた。優しい。


会場を出ると、大阪城がライトアップされていて綺麗だった。雨はあがっていて、湿り気を帯びた、夏の暑い空気が立ち込めていた。



夏のツアーがはじまる。

いよいよ今週の末にHey!Say!JUMPのアルバム「smart」をひっさげたツアーがはじまる。

 

ちわちわちーわ!有岡だよ!みんなに朗報!夏にツアーが決まったよ!

 

という天才有岡大貴(23)から、軽快でシンプルで喜びにあふれる、2014年声に出したい日本語ランキングぶっちぎり一位のフレーズによって、ツアーの決定をお知らせするお手紙が届いてから、3ヶ月。この日をどんなに待ち望んできたか。

 ツアーの発表があった5月11日、私は会場にいた。Live with meと題されたそのコンサートは私にとって初めてのJUMPコンだった。

発表された瞬間の、爆発するような会場中の高揚。嬉しそうな、得意気なメンバーの表情。ぴょんこぴょんこと跳ね回るいのちねの可愛さ。全てが目に焼き付いている。

私は隣に入った伊野尾担の女の子(かわいい)と初対面にも関わらず、ともに歓喜の声を上げ、「絶対行く」と誓い合った。

それからは毎日が祭りだった。べいじゃんでのRELOAD披露。メロゥメロゥ旋風。ユニット曲というファン待望の取り組みに沸く中で、突如放り込まれた謎の「愛追I隊」の文字。そしてReady Goにおける伊野尾くんのyes爆弾。そのたびに私は「JUMP超楽しい!!!」と何度も叫んだ。

 

そして、発売されたアルバムは掛け値なしで全てが良曲だった。

 

JUMPちゃんはアルバムを何度も聞いてツアーに来てね!と言った。おーけい!と私はいい、それから来る日も来る日も来る日もsmartを聞いた。何度聞いてもsmartは名盤でしかなかった。何度聞いても伊野尾くんのソロで顔がにやけた。

 

そんななかで、新曲「ウィークエンダー」「明日へのYELL」の発売が決定。披露されたウィークエンダーはまた阿呆かと思うくらいの名曲。週末への高揚感を軽快なリズムとメロディに乗せて歌うJUMPちゃんたちに心躍ること間違いなし。だいたいにしてMyojoの10000字を読んでこの時期に中島裕翔と山田涼介が同クールでそれぞれドラマの主演を果たし、その主題歌が両A面として発売されるというこのドラマに胸が高まらないなんて到底無理なのだ!!!

とか感動している間もなく、「スーツデイズ」 。

もうね、まだ来るか、と。

いったいどれだけ期待値を上げれば気が済むのか。期待値が大気圏内を突き抜けてしまっている。だってスーツデイズとかどう考えてもふざけているし、そうやってふざける場があるということが既に今のJUMPの置かれた環境の素晴らしさを物語っているわけで。

私は、一度聴いた瞬間から「My World」強火担として、そのセトリ入りを強く願っているのだけれど、この状況でもなおかつまだセトリ入りを強く願える曲があるという事実に震える。

私がJUMPちゃんたちにとってこれが初めてのアルバムをひっさげるツアーだと知り、発表の瞬間のファンたち、そしてメンバーのあの喜びの本当のところを 知ったのは、発表の後だった。そして私は、JUMPちゃんにとって「未来」というものがあまりにまだまだ広がっていることに愕然とした。

私にはこれからJUMPにやってほしいことが数えきれないくらいある。冠番組だってほしいし、写真集だって出してほしい。それ以上に、JUMPちゃんたちはやりたいことがあるだろう。そんな彼らに待ち受けている未来をともに目撃し、体験し、応援できるとはなんてすばらしいことなのだろうか。

ド新規の私から見ても今のJUMPは強い。強さしか感じない。何もわからずにがむしゃらに走り続けてきたなかで培ってきた経験と吸収してきたたくさんのことをベースに、自分たちのやりたいビジョンというものがしっかりと輪郭を持ってきた、そんな感じが伝わってくる。そして尚且つそれを面白いといって実現してくれる人脈や環境も作り上げてきたのだろう。

期待しかないし、期待を超えてくると確信できる。



週末、大阪で、私は泣くかもしれない。

べいじゃんが伊野尾回だった。

JUMP da ベイベー!略してべいじゃん!

毎週金曜日24:30〜25:00、bayfmで放送されているラジオ番組について話したい。

 

「こんばんしゃく~!」という軽快な挨拶から始まるHey!Say!JUMPの有岡大貴と高木雄也によってお届けされるラジオ番組。

 

放送開始が4月なので、開始されてからほぼ3ヶ月経つわけだが、

 

もうね、すごい。

 

毎回、神回。

 

毎回、「あ、今回がベスト神回だわ~」って思うのを更新してくる。毎回神回どころか、毎分毎秒、一言一句すべてが神がかってすばらしい。

 

二人の軽妙なテンポで繰り出される、一ミリたりとも出し惜しみせずに放出される近況情報、メンバーそして事務所内交流の数々、ジュニア時代の思い出などなど、聞き流すことができる話が一つもない。トークテーマすべてが「は??え??ちょっとまってまってまって!!!」って言いたくなるくらいの爆弾。アイドルラジオによくある妄想シチュエーションを恥ずかしなりながらも全力で楽しむ姿勢。最後には音楽の趣味が同じという二人が選んだ二人の好きなおしゃれ洋楽が紹介されるところまで含めて、30分にこんな聞き所詰め込んできます?ちょっと詰め込みすぎじゃないですか?と心配になるくらいのすばらしい番組です。

 

何よりも、二人の声が本当に楽しそうで楽しそうで、二人がこのラジオという媒体を本当に大切に、楽しくやっているのが伝わってくる。

 

今日は、全伊野尾担が歓喜の涙を流しながら狂喜乱舞し、たぶん何人かは昇天して死んでしまった、6月21日に放送されたべいじゃんの文字起こしをしつつ、べいじゃんの素晴らしさを再確認していこうと思う。

 

6月21日は伊野尾くんの誕生日前夜ということで紹介されたお便りがこちら。

 

高:ラジオネームえなさんからですね。さて、6月22日は我らの伊野尾慧様の24回目の御生誕記念日です。

有:ほほほっww

高:そこで提案があります。1.バースデーゲストとしてべいじゃんに呼んでおもてなしをして欲しい。または、バースデーサプライズで、伊野尾慧にですね、生電話をして欲しい。だそうです。

 

この「伊野尾慧様の生誕記念日」という部分を読む高木くんとそれを聞いてる有岡くんがへらへら~って薄ら笑いを浮かべているのがすごくいい。あたかも伊野尾くんをそんなにも想っている人がこの世の中にいることを実感として理解できないみたいなスタンスをとっているように見える。放送開始されてすぐのべいじゃんでも、伊野尾くんをぜひべいじゃんに呼んでくれという伊野尾担の熱いおたよりが紹介されたことがあったんだけど、その時もそうだった。おい!有岡!高木!おまえたちにとってはテキトーな男だぜみたいな感覚の伊野尾くんかもしれないけど、伊野尾慧様の生誕を心よりお祝いして、なんなら伊野尾くんは天から与えられた奇跡の存在とまで思っているひとが結構な数いるんだからな!!って言いたい。

 

有:あぁー、なるほどね!

高:誕生日かぁ!

有:むににの日ですね

高:むにに。むににってなんだよ!

有:でもむににの日って覚えやすくない?

高:おぼっ…完璧に覚えてるもんww

有:忘れないでしょ?むににの日って。

有:まぁね、いろいろ考えてくれた企画ではありますけど…、残念ながらね、今週はね、実現できそうなものがひとつも…

高:そぅ〜、忙しいんだょっ

有:ありませんっ!

高:ごめんなさぃっ。

有:ということで、ちょっとね、いのちゃんについて、生誕記念日を2日後に控えてるということで、ちょっと、伊野尾慧について語ってみますか。

 

伊野尾くん来れないから、じゃぁ今日は伊野尾くんのこといっぱい話す?っていう有岡大貴どう考えても天才すぎる。有岡大貴の天才ぷりが遺憾なく発揮されるべいじゃん素晴らしい。

 

 

①有岡・高木からみた伊野尾くん

 

有:伊野尾ちゃん、でもほんと、大学に在学してたころと卒業してから人が違うように変わった。

高:変わった!

有:大変だったんだろうね、たぶん大学生活が。

高:うん、いろんなストレスがねwww

有:ほんとにね、ほんとに人が変わったようにすげぇ元気になってさぁ

高:すげぇ元気になったなぁー。面白いもんなぁー。

有:面白いよね。なによりマネージャーさんとか、誰とも友達みたいに接するよね。

高:あっ確かにそぅだね!確かにそぅだね!

有:なんなんだろ、お調子者とはまた違う感じ

高:適当なやろぅだょ笑。

有:そこがいいとこですよね。

高:面白いしぃ、頭もいいしね。

有:そぅそぅそぅ、あの意外となんかその、コメントとかさ、ひとりひとりインタビューしてるときとか、いのちゃんのコメントとか聞いてるとね、すげぇしっかりしたこととか言ってて。

高:言ってる。

有:ね!感心ですよ。見直したよ笑。

高:24になんのか。そっかそっかぁ。

有:なんかお祝いできたらいいよね。

 

なんかもう、2人が伊野尾くんのこと好きなんだなって。伊野尾くんが元気なのが嬉しいんだなって。いいお友達がいてよかったわねって。母親の気持ちになる。あと文字起こししてみて気づいたんだが有岡くんの伊野尾くん全肯定ぷりすごい。こんなぽんぽん出るかというくらいにすごい勢いで肯定していくし、適当な野郎だょ、にも即答で「それがいいとこですよね」とか返しててびびる。

 

②伊野尾くんと飲み会

 

高:三人とかでも、最近、有岡くんと俺と伊野尾くんと。

有:あ、いったいったいったいった!

高:ご飯行って。昔のね、ジュニア時代仲良かった友達呼んでね。

有:あったね。

高:食事したりね。

有:懐かしいメンツで集まったりしたね。

有:またね、でもね、いのちゃん結構フットワーク軽いから、意外と来てくれるからwww

高:意外と来てくれるw

有:そぅ、いのちゃんね、意外と来てくれるんですよww

高:いつも、もぅ適当だから、「俺、朝までいるぞぉー」って、どうせいないくせにww

有:「今日は朝まで大フィーバーだな☆」って言って、でもきっちり終電で帰ったりするww言うだけ言ってwww

高:いやほんと面白い男ですょ。

有:また近々行きましょうよ。

高:行こう行こう。楽しみしてよっ。

 

・伊野尾くんは意外とフットワークが軽い

・伊野尾くん高木くん有岡くんがジュニア時代の友人を含めて飲んでいる(←私はジュニア時代について明るくないのでアレですが当時を知っている方々にとっては生唾ものの情報であることは想像に難くない。)

・伊野尾くんは終電できっちり帰る

 

ほらね、ものの3分も満たないトークの中にこれだけの情報を詰め込んでくるんですよ?すごいでしょ、べいじゃんって。これTwitterでもしつこいくらい言ってるんですけどそれでもやっぱり何度でも言いたいんですけど、「今夜は朝まで大フィーバーだな☆」っつって終電できっちり帰る伊野尾くんが伊野尾くん満載すぎて、こんな伊野尾くんを好きにならないなんて無理!!!

 

③伊野尾くんとダンスレッスン

 

有:僕たちのダンスレッスンの話もね、普段なかなかすることないけど、ここらへんでしてみようか。

高:うん。

有:いままでいちばんびっくりしたダンスレッスンは、外国人のね、ダンサーの方がこぅ付いてくれて、ダンスレッスンしてくれたんだけどさ、これほんと、メンバーひとりずつ、私の言う課題に沿って振り付けて踊りなさい、みたいな。

高:ふぅぅーーん、…俺ね、いないわ!

有:あぁっ、いなぃ…かったか!!いや、あの回はすごかったよ!

高:ちょうどね撮影かなんかあって、行けなくてぇ、みんなに聞いて…、よかったぁーって思って!

有:すぅごい、もうね、恥ずかしくてしかたなかったけどがんばってやったよね。俺のね、テーマ、ちなみに犬!

高:んへへへっ。

有:犬になり切って、犬っぽいダンスをするっていう。ま、犬ならまだいいよ!

高:まだね!

有:いのちゃんなんだと思う?あててみ?

高:えーっ、動物?

有:動物ですね。

高:魚!

有:あっ近いかも!

高:近い?

有:近い近い近い

高:タイ?

有:あーっ、ちょっと離れたね。

高:あーうそ。えっ、タコ?

有:あぁーっもうほぼ正解。

有:いのちゃん、イカ!

高:あははははっ

有:いのちゃんイカですよ。

高:むずっ!

有:むずかしいよ!

高:くねくねしてればいいんじゃないの!

有:いやほんと、くねくねしてたよ、いのちゃん。

高:あっまじで、うわ、それちょーーみたぃんだけど!

有:身体全体でイカを表してたよ、がんばって。無茶ぶりですよ、言ったら。

高:急に?考えてこいとかじゃなくて?

有:あでも、ちょっと考える時間はもらった。

高:あ、うそ。

有:俺は一生懸命身体つかって、こぅ鎖に繋がってるブルドッグイメージして、音楽にのせてね、やったりしたよ、ハァハァ言いながら。

高:マジでぇ?よかったぁーーっ、いなくてほんと!!

 

もうね、まずもって、テンポがいい。テンポからしていい。これほんとリアルタイムで聞いてると、「えーっいのちゃんは何の役やったのー?なになにー?イカーー??」って伊野尾くんは何を踊ったでしょうかクイズに一緒に参加してる気分になってすごいわくわくする。有岡くんの話術巧みすぎる。

 

そもそもアイドルのダンスレッスンというなかなか陽の目をみることのない存在が語られること自体も素晴らしいのに、あろうことか有岡くんが犬。そして伊野尾くんがイカ。くねくねしたイカを表現する伊野尾くん、というのももちろんのこと、急に無茶振りされいやいやながら、それでもレッスンなので仕方なくイカを踊る伊野尾くんというのがそもそも萌える。いやいやなにかをする伊野尾慧とか萌える。

 

そして高木くんが「ほんとその場にいなくてよかったぜ!」っていう感じで有岡くんも「高木ずりーよ!」って感じなのが全然いいこぶってなくていいなあと思う。二人にとって「ダンスレッスン」というものが、大人の仕事というよりもまだ子供の学校や習い事に近い感覚を持っていることに、20代前半の男性の中に残っている少年の匂いを嗅ぎつけてしまって堪らない。

 

④伊野尾くんと眉毛

胸キュンおやすみというコーナーはリスナーが投稿した「胸キュン」なセリフを最後に高木くんが言って終わるという、高木くんの甘い声を最大限に活かしたアイドルラジオとして素晴らしいコーナーなのだけれど、だいたい高木くんが胸キュンなセリフを言ったあとに続く有岡くんの一言がおもしろすぎて、むねきゅんの余韻を残すことすら許されないみたいな状況になるのがほぼ毎回。

 

高:お前と、この夜空に、乾杯

有:伊野尾の眉毛にも、乾杯

 

もうここまできたらこちらは完敗です。まずもって意味がわからない。伊野尾くんと眉毛ってそんなにつながる?私、伊野尾くんの眉毛にそんなに笑いの要素を見出したことなかったけれど、JUMP内では伊野尾くんの眉毛はネタ要素なの?なんなの?どうしてなの??というめくるめく疑問を残したままべいじゃんは今日も終わっていくのです…。 

 

ちなみに伊野尾くんのところだけ書き起こしましたが、高木くんが大倉くんと2人で広い個室でお酒を飲んだ話や、高木くんが亀梨くんのおうちにいった話、それを聞いた有岡くんが、俺ないなぁ〜いろいろお喋りしたい!次は有岡くんもいいですかって言って!って言った(死ぬほど可愛い)のも、コスプレの話題から圭人りんと有岡くんが2人でバットマンのフェイスペイントをした話も、高木くんがティンカーベルのコスプレをして後ろのチャックがしまらなかった話も全て同じ回なんですからね!!!一回で中身こんなにたっぷり!大容量!おなかいっぱい!大満足!!!

 

 

伊野尾慧が好きだ。

伊野尾慧が好きだ。


自分でも思いがけないことになったと思っている。デビューしたとき「なんかへんな名前」と思ったのを朧げに記憶している、そんなHey!Say!JUMPが、いまや私の生活の中心を占めつつあるのだ。人生とはわからない。


昨年末くらいから兆候はあった。伊野尾慧という名前を最初に目にしたのをよく覚えていないのだが、きっとTLにふとした拍子で流れてきたのだと思う。そのルックスの良さと、どうやら一筋縄ではいかなそうな匂いを感じとって(私は一筋縄ではいかなさそうな人が大好きだ)、私の中に「伊野尾くん」は気になる存在としてインプットされた。


そんな中、2014年1月、突如として降ってきた伊野尾慧金髪の報。


あの黒髪のかわいこちゃんが金髪に…?という驚きもさることながら、私の脳裏に浮かんだのは以下のような想いだった。


金髪伊野尾は、伊野尾史上における貴重なドキュメントになることが約束されているので、今後金髪の伊野尾くんが載った雑誌や写真等は積極的に購入保存していこうと決意した。それで10年後とかに引っ張りだしてうふふって言うんだ。


これは当時の私のツイートである。伊野尾くんをずっと追いかけてきたわけでもないにも関わらずこの使命感。謎である。この時点で伊野尾担であるという意識はなかったのだが、今読み返すと完全に堕ちている。


そんなふうに、私の2014年は伊野尾慧の金髪とともにはじまった。


ちなみに私がこのツイートをした僅か1週間後には伊野尾くんが黒髪に戻したという報せが流れて私を愕然とさせた。金髪狂想曲を経て、結局のところ残ったものは伊野尾くんへの気持ちだけであり、私はもう参った降参だと白旗を上げ伊野尾担に加わった。



伊野尾慧について語るのは難しい。


伊野尾くんについてなにか言葉にしようとするとき、いつも言葉を発した瞬間、その言葉が伊野尾くんの魅力の全てを表現できてないことに気づいて歯痒い思いをする。


伊野尾くんの何が一番好きかと聞かれれば迷いなく「顔」と答えるくらい伊野尾くんの顔面は素晴らしいのだけど、それをぴたりと言い当てることばを私は知らず、いつも仕方なく「可愛い」という言葉によって表現してる、という感じだ。


伊野尾くんは奇跡的なバランスでできている。


白くてもちもちして白玉みたいで、産まれたての赤ちゃんみたいなんだけど、同時に色っぽくて艶やかで甘美で、官能的と言ってもいいほどで、それはもうこの世のものじゃないどう考えても天使と思う一方で、本当にリアルな普通の男子大学生の雰囲気も持っていて、もうシンプルにかっこいいわけで、そして本当に不思議なんだけど、伊野尾くんにおいては多彩な表情をころころと見せるというよりもこれら全てが同時に共存しているように思える。ほんとうに奇跡のバランスで。


そしてそんなもちもちしたお顔をしているのに身体は細くて薄っぺらくて華奢で、身体は華奢で女性的なのに、腕は案外男らしくてびっくりするし、でも手は綺麗で美しいのでまた二重にびっくりする。


伊野尾くんの内面、人格についてはさらに私は語る言葉を知らない。まだ知らないことばかりだし、はっきり言って顔面の圧倒的美しさを前に内面についてあれこれ考えるところまで至らない。私にとって伊野尾慧は考察の対象というよりただただ享受する存在という感じだ。


ただ、伊野尾くんは適当だとよく言われて、私もそう思う。私は伊野尾くんの適当さをすごくいいと思っている。適当なことしか言わないというのは、一つの意思であり一つの優しさである、と常々思っていて。シリアスな話というのは場の空気を時に壊すわけで、もちろんそれを経て分かり合えることも多いけど、適当なことしか言わない人はその場の空気を壊すことを嫌がる、というか空気をあえて壊さなくてもいいんじゃないか、と思っているんだと思う。分かり合うということをもっと深い次元で捉えているんじゃないかという気すらする。



さて、そんな伊野尾くんが今日24歳になったんだって。こんなど新規の私がいうのもおこがましいけれどここのところの伊野尾くんに吹いている追風は目を見張るものがある。


24歳で吹くこの追風は強い、ということは、伊野尾くんより少し長く生きている身として確信している。24歳という年齢は、風に足を取られることもなく帆を張って風を自分のものにできるだけの下地を伊野尾くんに作ってきたことだろう。


伊野尾くんが今自分に吹いている追風をどう思っているのかな、と時々想像する。想像してみたところで答えは出るはずないけれど。


伊野尾くんには、24歳になっても簡単に本心など語らずに、へらへら〜って笑いながら、なんてことないような素振りで、追風を華奢な身体で受けて進んで行ってほしい。


私は、初めて一人で出演したドラマのクランクアップで流したという涙に勝手に想像を膨らませて胸をいっぱいにし、今日も伊野尾慧を成立させている奇跡のバランスを前にして、ただただ言葉をなくし、言葉を紡げないことに絶望し涙する。気持ち悪いね!!


伊野尾慧くんお誕生日おめでとう。